「キック・アス ジャスティス・フォーエバー」

永遠の0とかマイティソーとかいろいろ観たいのあるけど、時間がちょうどよかったんで、これを観る。前作のある作品みたいだが、興味あったんで選択。
昨日公開で入りは6割ってところ。R15らしいけど、全体的に台詞やら雰囲気が下品かつ薄っぺらい。そこを狙って作ってるんだろうけど、シリアスなのかコメディなのか分かりづらい。まあ原作アメコミなんで、そういうものなんだろう。
字幕監修が町山智博氏ということで、割とこの人の書評とか好きなんだけど、まあ特にどうしたということもなく。ただ字幕の文字だけみると、はっきり言ってダサい。まあ格好付けてないって感じなのかもしれんが。さてネタバレなんで改行。







ストーリーはまあ弱いヒーロー協会みたいな感じ。ワンパンマンとかヒーローカンパニーを想起してそこから、現実味を盛り込んだ形。はっきり言ってこの手の展開って間違いなく理想と現実の差に打ちのめされて卑屈に沈む方向になると思ったけど、そこまでキツい展開にはならなかった。信念をえぐるような拷問シーンとかあるけど出ないし、割と簡単に正義側勝っちゃうし。そういうのは今やってるサムライフラメンコで見られるみたいです。指をペンチで潰すとかTV放送できるんだ。
まあ、実際のところ一人や二人強い人間で正義が護られる訳じゃない、とか素性がバレバレな正義の味方ってなんでもアリな悪党側に敵う訳がないとか、割とドロドロに現実味がある展開なんだけど、演出といいキャラといいコメディにしか見えん。リアルに走行中の車の下敷きになるシーンとかもはやギャグ。でもまあ、子供にはみせない方がいいかも。
バットマンを意識してるみたいだが、あんまり特殊装備とか出てこない。唯一出たバイクは配色がスペシャルなだけど現実に売ってるバイクだったし。というかノーマルであれか。凱火かよ。