GODZILLA

割に期待して観に行ったんだけど、後半ほとんど寝てました。

まあ、原作設定をそのまま生かすとアメリカさんを批判する部分が多大にあるせいか、かなりゴジラさんがいいもん設定になってた。まあビキニ環礁の水爆実験の放射能汚染で生まれたなんぞアメリカさんが使える訳ないか。それはいいとしてもゴジラが出てこねえ。なんだあのギャオスもどき。どいつもこいつも放射線好き過ぎだろ。


まあ、下手に人道的なことやらず、通るだけで壊滅的な損害だしてるところは作意のわざとらしさがなくて良かったけど、一体この映画は何を見せたいのかわからんかった。眠くて仕方ない。


結局ゴジラさんがよくわからん判定基準でMUTOを退治して海に帰っていきました。自然の安定という意味では人間滅ぼすほうが理にかなってる気がするが、一体なにがしたかったんだろう。単に宿敵だの餌だの言った方が理解できるが。
おんなじ自然界のバランスとしては寄生獣の方がテーマとしてはわかりやすいんで、そっちのほうが楽しみだ。楽しみつっても裏切られる事が明白な作品なのがなあ。なにをどう考えたら、寄生獣に乗っ取られた肉体が記憶を残して家族愛に目覚めるような展開を思い付けるんだろう。いい原作を原作通りに作ってればいいのに、クソみたいな制作者のプライドで原作を消費して自分の首を絞めてなにが楽しいんだろう。タコが自分の足食ってるだけだよなあ。観客と原作者と原作ファンがとばっちり。

あ、映像としてはすごかったですよ。キグルミゴジラの方がいろんな意味でリアルでしたが。
あと、出てくる日本人博士の英語台詞がゴジラのとこだけ発音がかわるのがおもしろかった。本筋に関係ないな。