犬吠埼といったら勇者部だろ、え?灯台?じゃあ確認しに行こう。

結城友奈は勇者であるがすごく良かったので、土曜の夜から、日曜日にかけて日本で一番日の出が早いという犬吠埼まで日の出を見に行ってきた。
年明けてロクに自転車乗ってなかったし、正月で体重増えたし、これからブルベとかに出るにも体を起こしとかないと、長距離コナせないんで、遠乗りに出てみた。まあ日の出を見るための遠乗りなので、行きは深夜で帰りが昼間という普段と真逆というか、いつもの300kmブルベと似た時間帯。ただ、ひたすら寒い。

夜8時頃に出発して、渋谷ー日比谷ー葛飾と茨城やら取手に行く時のコースでスカイツリーを横目にひたすら利根川まで走る。すでに気温は一桁。ちょうど日が変わるあたりで利根川に着いてそこからサイクリングロードをひたすら東へ。
夜の2時頃に水門あたりでの路肩に引っかかってすっ転ぶ。幸い自転車にも自分にもダメージは少なかったが、車が来てたら死んでた、というくらいに車道に投げ出された。誰も見てねえけどな。

道中はたまに車が通るくらいでほんとに何にもない。星が綺麗くらいでどんどん気温は下がるわ、街灯は減ってくわでここらで寝てたら確実に凍死しそうななか、4時過ぎくらいに銚子入り。すこし時間があるんで適当に仮眠を取る。寒くて眠れん。目的地の近くにガストがあってそっちまで行ってから休憩すればよかった。とはいえ、行き当たりばったりもまあサイクリングの楽しみだ、ということにしておこう。ちょっと寝すぎて水平線が紅くなって焦ったりもしたけど。

なんだかんだで、犬吠埼灯台についたのが6時35分。日の出が47分なのでちょうどいい。すでに灯台周辺には10名くらいの見物客がいる。気温は2〜3度だけど、風もなくてそれほど寒く感じない。もうすこし早く着いても良かった感じ。
日の出の時間では水平線そばの雲が輝きはじめて、わずかに覗き始めた陽光が実に神秘的で心洗われる光景とはまさにこのこと。ただ、ぼーっと眺める時間よりもカメラを構えてしまう心根がすこし残念だよなあ。自分も毒されてると思うわ。

滞在時間30分もなく太陽が完全に水平線から昇ったら、犬吠埼を発つ。あとはひたすら帰るだけ。平地が多かったとはいえ、150kmほど走り詰めた後なんでなかなかスピードが乗らない。三年くらい前に房総半島一周した時と逆のコースで匝瑳市まででる。途中のウインドパークは異国っぽくてもう少し暖かったらしばらく眺めていたかったが、止まると眠い。あと、ちょっと補給失敗してハンガーノック気味だったんでまずは街に出て補給したかったのでひたすら走る。なんだかんだで千葉に昼過ぎ。適当に昼飯食ってから、いつものコースで帰る。千葉まで走ったり千葉から帰りとか結構な回数を357号を走ってるな。車多いわ、路肩狭いわであんまりいい道じゃないけど仕方ない。どうせ走るならもっと田舎道とかがいい。

途中秋葉によったりして、帰ってきたのは18時。昨日の20時発だからおよそ22時間で320kmオーバー。途中でサイコンの電池切れで距離がわからなくなってるけど、コースはこんな感じ。来週は西の方に行こう。熱海かな。