ベヨネッタ ブラッディフェイト

元はSEGAのアクションゲーム。精緻な3Dポリゴンでセクシーな魔女が日本刀やら鉄拳かますスタイリッシュアクション。普通にクリアしたら10時間くらいは軽くかかるんじゃなかったっけ。
ゲーム自体はやってないけど、実況動画で上級者プレイは通してみたくらい。ストーリーと敵の動きとかは何度も見てたくらいの知識だけど、この映画は原作ファンもそうでない人も楽しめるレベルになってた。
なにより1時間半くらいの尺にストーリーの大事な部分はきちんと盛り込んでなおかつそれほど急いだ作りに見えないのは感心した。まあ、アドベンチャー系やら紙芝居系の映画化と違ってロードムービーの様式を保ってるし、なにより、ベヨネッタが強い部分をきちんと描いていたのがミソだろう。
戦闘BGMも高揚感のあるハイテンポな曲じゃなく、ムーディーなノクターンとか流すゲームなので、戦闘は基本的に圧倒的なベヨネッタが異形天使共を蹂躙するのが醍醐味の爽快感が売りなので、映画でも道中はもちろんラスボスですら、毛筋も傷つけられる事なく圧勝。下手に努力とか葛藤とかダラダラ描かれたら寝てたわ。
元のゲームではトーチャーアタックとか髪の毛召還とかはかなり見せ場だったけど流石にそこは映画じゃ無理か。チェーンソーと三角木馬は出たけど、全裸召還とかカット。むしろああいう下着付けてる方が気になるとおもうけどな。