『ウルヴァリン:SAMURAI』

まあ、何となくアクションとか見るには60点。ストーリーとかみると50点。マーベルシリーズの一つとしてみるならやっぱり60点くらいかな。
時代的にはX-menの活動前、エグゼビア教授とマグニートーがまだ組んでたころの話みたいです。まあ、ここはエンディングロールに入ってから情報ですが。
日本が舞台という事でやたらと刺青だらけのヤクザ屋さんとか黒尽くめの忍者が出ます。いねえよそんな奴。日本の警備会社はサブマシンガンをむき出し持ってたりしません。いくら平和ボケしててもパチンコ屋のなかで銃撃戦始まってもパチンコ打ち続けるほど鈍くないと思います。
というくらいに日本を調べて作った作品でした。どこの並行世界の日本だよ。あとあんまり新幹線車体を傷付けないでください。


まあ、なんというかストーリーとしては不死者の悲哀とかなんでしょうけど、なんていうか年を経た重みが全く感じられないんで、若造が斜に構えて世をはかなんでるようにしか見えなかった。だいたいジーンを殺したのはジーンのエネルギー暴走の結果とかだったような。自分が歳をとらないのに、周囲が老いて行くとかの描写がまったくないので、不老不死というよりも単に凶暴性だとかが問題にしか見えなかったよ。まあ、ヴァンパイアとかの不死者を取り扱っても無駄にデイウォーカーにしたり、年取らせてみたりするからな、いまいち悲哀が感じられん。八百比丘尼くらいやってみれ。
とはいえ、新幹線上で飛んだり撥ねたりするのは地味にリアルで面白かった。アダマンチウム爪はいいとしても日本のドスすげえ。