劇場版仮面ライダーウィザード&獣電戦隊キョウリュウジャー

一週間前のことだが、書いてなかったわ。

夏の恒例、特撮戦隊劇場版。アニサマのために有休とった日なので平日の朝一回ということで、お客は30人くらいでほぼすべてお子様連れ。この手の作品は子供の歓声込みで作品だと思ってるのでちょっと残念な感じ。
キョウリュウジャーとウィザードの二本立てで戦隊から。
今期のキョウリュウジャーはゴーバスターズと違って、レッドがリーダーらしくて好感度高い。そのレッドの過去がらみの話が劇場版のテーマ。最初の二話くらい見逃してるせいでキョウリュウジャーの基本構成に若干の知識不足があったのですが、それがいくつか解き明かされてる展開でした。強き竜の者でキョウリュウジャーか。そういう名前に意味を持たせるのは世界観の構築にすごく役に立ってると思う。獣電で充電池というのもかなり考えられてて、キョウリュウジャーはすごくよく出来てると思う。
劇場版お約束の新敵キャラも出だしの圧倒的な強さとあっさりやられて退場というお約束も含めてまとまってるところが恒例作品のよさだな。テレビ版とおなじく短い時間の中で見せ場やら盛り上がりとか治まってたけど、あとでテレビシリーズのほうに出てくるのかな、敵はともかく彼女のほうはキングの日常というか戦闘終了後の人生に関わる存在になりそうなので、中途半端な出し方しないだろうし。
仮面ライダーの方は、完全にパラレルワールド的な展開でどんだけなにやってもテレビシリーズの影響の出ない作り。世界を一つ作って壊すって今流行りのセカイ系ですか。まあ、ウィザードの春人は目的意識がはっきりしてる気持ちのいい人物なので、うじうじ悩む事無くセカイをぶっつぶしてました。というか、あの世界の人間って独立した存在じゃなくてあくまでパラレルな存在っぽい。アッチの世界で骨になった人とか現世でどうなってるんだか。考えるだけ怖くなるのでやめましょう。
ひさしぶりにみたフェニックスとかその他のグレムリンメデューサの扱いの軽さが笑えた。というか子供相手に三人掛かりのかっこわるさといい、あっさりしたやられ方といい、愛されてますね。テレビシリーズでもグレムリンはやく滅されないかなあ。そろそろムカついてきましたわ。大して強くないのに大物気取りなあたりが特に。
うーん、それにしても指輪はコレクションアイテムとしてはいまいちですねえ。カードはかさばらないし、色合いが自由度高い。コインは割と高級感だせるし、メモリは種類が少なくても個性が出せる、なによりはっきりとめだつ。その点指輪だとかさばるからいくつも持ち歩くの大変だし、小さいせいで絵柄がみづらい。もうちょっと宝石っぽくして種類を絞り、色をはっきり変えるといいんじゃないかな。
映画としては二作品とも楽しめた。特にウィザードのバイクシーンはテレビシリーズ側ではあまり出ないので、迫力があってよかった。