パシフィック・リム

どうせ正規料金で映画見るならいい環境で観たいとIMAXで観て来た。吹き替えと字幕迷ったけど、時間帯的に吹き替え版を見る。それにしても最近は本職の声優さんを使うと話題になるってどういう状況だ。まあここらへんが原因か。
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あと、宮崎

日本の特撮大好き!な筋金入ったオタ外国人が作った怪獣もの。あとスパロボ系。バロム1とかエヴァとか仮面ライダーWとかそこらへんのごった煮。
まあ、大半の日本人には説明不要な設定です。怪獣ってもはや映画公用語の模様です。原作でも怪獣はまんま怪獣です。
とにかく設定を詰め込んでるだけあって、話もかなりイベント多彩でおそろしく詰め込んであります。たかだか二時間半の映画で怪獣が8体くらいでるし、戦闘はそれと同じだけあるという状況。毎回大破レベルの損害受けてるのにあっさり直ってたりと、パイロットと整備班が衝突したり、ダメージコントロールのなかでギリギリの状況で出撃、とか燃える展開がない。のっけからの精緻な発進シークエンスを観てそういうロボットもののお約束をやってくれると思ったけどやっぱりアクション重視か。まあ、そこは尺の問題ということだろう。2クールあれば、とかはもはや、それはそれでお約束だ。
それにしてもトランスフォーマーとか巨大ロボットものではなんでああも色彩に無頓着なんだろう。しかも大体戦闘シーンは暗めでなにかをごまかしてるのかもしれんが、正直なにやってるか分からんところ多過ぎ。白昼堂々と市街戦やらかすウルトラマンとか見習ってもっと色彩豊かな主人公と怪獣が観たいんだが、そういうところが日本人とハリウッドな人たちの感覚の違いなんだろうか。日曜朝の戦隊もの観てたら分かるだろうに。

吹き替え版を観て久しぶりに違和感を覚えるキャラが居なかったな。別に声優のみでやれとは言わんが、上手い人だけでやってくれれば嬉しい。大体、人様の作った作品を下手な吹き替えでぶちこわすって創作者として恥ずかしくないのか?っていつも思ってたから、吹き替えで観てよかったかも。ケンドーコバヤシがいちばん役にハマってた気がするし。