スタードライバー THE MOVIE

最近よくやってるTVシリーズの再編集版です。パッと思い付くだけでもマクロスFB7とか、まどか☆マギカとかタイバニにpersona4、スクライドオルタレイションにリリカルなのは。おいおいこんなにあったのか。
マクロスみたいな50話近いのを押し込めたというほど細切れ感もなく、まどマギほどただ全部詰めた感じも無い、バランスのいい作りだった気がします。本編視聴時は放送途中で忘れてた設定もこうやって短くまとめられるとすごく分かりやすい。各フェーズでどう変わるかって言うのが分かりやすく、巫女の役割がはっきりしていて描写は少なくなってるのに、それぞれが関わったストーリーが伝わって来た気がする。正直本編見てたときは北の巫女とかだれだっけ状態。ああ、あのひとが巫女だったのか。でもまあそのせいで綺羅星十字団の幹部がかなり使い捨てぽかったが、実際のところタクトを中心とした親子と友人と巫女の話なんだから、それ以外をかなり端折ったのは正解だと思う。
しかしまあ、かなり非合法集団な綺羅星十字団と敵対する存在となっている四方の巫女が狭い島で生活してるって言うのは、十全に納得できたとはいいがたいなあ。普通に巫女を拉致してくるわ、強制的に封印解除するしで、巫女を護る勢力とかなくてよくこれまで成り立ってたなあ。もしかしたらこれまではサイバディで悪さしようと思うことなかったのかな。親父が元凶だったらある意味有能すぎるな。というか綺羅星十字団自体がどういう歴史なのか、最後まで分からんかった。
ストーリー自体は完全にTV準拠なので目新しい部分は無かったが、それでも冒頭のシーンとかEDだけで文字通り世界が広がった、ということが分かって、TVでの薄く広がる陰鬱な世界が明るくなったのがよくわかった。まあ、実際のところキャッチフレーズにもあるように世界が広がっても問題が無くなった訳でなく、ある意味深刻化してるんだけど、それでも前に進んでるっていうことでいいのかな。あれで、サイバディ達を0時間に引きづりこんで対決してたら、さすがに安易すぎるか。で、あのサイバディだれ?
EDはたぶん新宿の工学院大学あたりだと思うんだけど、あれも島の外っていう描写なんだろうな。