「劇場版 HUNTER×HUNTER 緋色の幻影(ファントム・ルージュ)」

今日は14日で、東宝の日。映画料金が1000円なので、チケット買ってたら雪が降って来た。しかもかなり強い降り方でこれはもしかしたら行くのはともかく帰って来れねえんじゃねえかなあ、とか思いつつ勢いで出発。駅に行くまでに雪で二三度すっ転びそうになって早々に後悔したものの、とりあえず電車に乗って川崎駅へ。
着いてから、とりあえずチケット発券してから観賞中の軽食買い込んで座席へ。席の入りは4〜5割程度でしょうか。土曜が初日で祝日の割引日という好条件でこれはいいのかどうか。まあ、あんまり関係ないし、入りに関係なく第二弾が決まってるようです。最後に告知があって会長が出てたので、もしかしたらキメラアント編の前後くらいかな。
内容としてはオークション編とグリードアイランド編の間の話みたいです。カイトやビスケに会う前だし、ウヴォー死んでるし、念は使えるからそこしか無い気もするんだけど、その割にはクラピカがマフィアほったらかしで自由行動となんかよくわからん。
メインはクラピカですが、どちらかというとキルアの葛藤が主筋っぽい描き方。原作読んでる人にとってはイルミの忠告で硬直するのが針のせいだと分かってるんで、あまり悲壮感ないと思う。実際のところ精神的なものでどうにか出来るもんじゃなくて外科手術的な強制力をどうやって克服したんだがわからん。結局キルアって本編では一度も克服できてないはずなんだけどな。一部それっぽいのはあっても、針を抜くまでどんなに精神的に成長しても意味が無い、ってのがむしろ正しい。という訳でハンターハンターなのに友情努力勝利してました。少年ジャンプなのになんか似合わねえ。
劇場版ということで、ありがちな芸能人の声優初挑戦なんかもありまして、敵ボスと重要なキャラが素人って製作側が本当は作品なんてどうでもいいって証左なんだろうな。敵ボスのはまだしも、パイロは正直酷かった、これならいっその事子役使った方がまし。しかもそれほど話題にもなりにくいくらいの人なんで一体何のためにやったんだろう、って感じ。作画も割と崩れてる部分目立つし、会話中のキャラ絵が崩れてるんでかなり気になった。いろんな意味で劇場版クオリティじゃなかったのがもったいない。でも第二弾やるらしいんで、次に期待するか。観るか分からんけど。