プロメテウス

そういえば最近の末法思想というか終末思想の流れがまだ終わってないのか、人類がまた終わりそうな映画観てきました。プロメテウスです。
雨が降りそうで降らないかと見せかけて、昼頃しばらくザーッと来たりして、どうにも身動きとれない天気だけど、昼からは回復しそうということで、川崎109に映画を観に行くことにした。もともとは昼過ぎにあるアベンジャーズのIMAX3D観に行くつもりだったけど天気に嫌われ、なんとか次の回に間に合うように着いたものの、吹き替え版だったので結局4時過ぎのプロメテウス3D字幕版のチケットを買う。しばらく時間出来たので、ついでにマルドゥックスクランブル排気の前売りチケットをチネチッタのほうに買いに行く。売り切れてました。さらに時間が余ったのでルフロン献血センターで献血する事に。しかしまあ川崎というか神奈川の献血センターは客の待ち時間に対する配慮が無さ過ぎる。綺麗ごとじゃないほど献血量が激減してるのに、待ち時間に菓子を出す事も無ければ、読む雑誌も少ない。新宿、渋谷、池袋、秋葉原、吉祥寺、有楽町のセンターはいろいろと待ち時間を使うものがそろってて、平日に行っても献血待ちの人がいっぱい。ほんとどうにかならんものかね。一度アンケートに書いたら丁寧な返答が来たけど何の意味も無いってな。
献血終わって、ちょうどいい時間帯になったんで映画館に戻る。大体6割くらい入ってる。三次元眼鏡かけて上映開始。

3Dというものの違和感が無くなって来て久しいが違和感が無さ過ぎたのか、それともあわなかったのかまったく遠近感がなく2D映画観てるような感覚。この間のアメイジングスパイダーマンは違和感無い上に奥行き感もすごかったけど、やっぱりあれIMAXだったからかなあ。

映画の内容はCMでもやってるように、人類誕生のミッシングリンクに対して進化論じゃなくて異星人の介在があった、という世界中の古代文明の伝承壁画を元に、壁画に描かれた銀河を目指してその星で異星人との交流。みたいなほのぼのじゃなくてマクロスみたいなもんです。分かる人にはこれで通じる。

異星人のDNAばらまきによって人類が誕生したっていうシード説はSFじゃ割とメジャーだし、映像なんかもそれほど目新しいものもない。振り返ってみるとなんか普通に面白い普通なSF映画だったなあ。見所は医療ポッドでの開腹手術か。すげえおおざっぱな手術シーンで表皮から筋膜とか一切合切を一瞬で切り開いて取り出してステイプラーで止めるって、なんかこの時代の技術っていうよりも、人間の方が進化し過ぎだろとか思ったよ。昔のライフ&デスですらもうちょっと細々やってたぞ。
それよりもなんというか全員の緊張感足りないのが納得いかなかった。先住民が頭はじけて大量に死んでる状況で、モニター室から人が居なくなるとか録画してないとかあり得ないだろ。その他あちこちに避けられる危機が多くてどうにもこうにも間抜けな人たちにしか見えないっていうのが残念。まさか医療ポッドほったらかしだったとは。まあ伏線だったけど。
その後のプロメテウス号特攻はちょっとかっこよかった。まあ決断速過ぎてあっさりしてたけど、それでも船長と操舵士のやりとりはグッと来た。ペンウッドかよ。
ラストはもしかしてエイリアンに繋がるみたいなシーンだった。続編やりそうだけど、とても人類と異星人が仲良くっていう感じになりそうにはないな。うーん、アベンジャーズ呼んでこい。