カイジ2

昨日のレイトショーのあと本とか読んでたら三時前に寝て7時くらいに起きる。眠い。とはいえ、今日の予定のために朝から自転車を軽く調整して出る事にする。
んで、調整中に回転してるホイールに指引っ掛けて指先をざっくりやってしまう。あー血が止まらん。このときはあんまり痛くないけど、これが時間経つに連れて段々痛みだしてくる。完全に膿みそうそうだな。後でゲンタシン軟膏でも詰めとくかな。
という訳でチネチッタが毎月23日は1000円となっているので、カイジ2を観てきました。映画料金が安いのと休日ということでかなりの席が埋まってた。150人くらいいたんじゃないかな。
内容としては地下の地獄チンチロから沼編まで。とは言っても地獄チンチロは一瞬で終わり。あー、ここらへん原作では一番好きなんだけどなあ。なぜかというとカイジが気持ちよく勝って終わるから。他のはかならず勝った後になんかめんどい処理やら騙し条項とか出て来て、なんか欲求不満状態になるし。
地下帝国を脱出したカイジ利根川の協力というか唆しに乗っかって沼と呼ばれる脅威の一玉4000円パチンコに挑戦する事に。まあ原作だとここに至るまである程度キャラが出揃ってるんだけど、映画の場合は入ってから人が増え始める。おかげで偶然に偶然を重ねてたどり着く印象。どうもいきあたりばったりというか予定調和というか。脚本がずいぶんおざなりだよなあ。そこらへんは全体的に言えるけど。
沼に挑戦するところからは割と展開早いけどシーンごとにみるとなんか妙に説教くさくて疲れます。だいたい福本作品に女性をだすと大抵ろくなことにならないんですが、案の定、各部各部で心理描写やらお涙頂戴が入って、心情表現ばっかりに。カイジっておばかでお人好しで甘いけど思考に関しては割と冷徹な現実主義な印象なのに、映画の場合はひたすら人情話に。情けないのも含めてのカイジとはいえ、カイジがイイヒトすぎる描写が多くて辟易しました。うーん、一条が分かりやすい悪役なのでいいですが、全体的に冗長な描写が多かった。
脚本的には、クルーンに溜まりだしたところで一旦ティルト調整して玉を排出すればいいんじゃね?とか客に対してイカサマ呼ばわりしてプレーを中断させたにもかかわらず店側のペナルティがないとか甘いところが散見されたな。まあそれを差し引いても、カイジが沼を攻略したところは燃える。一条のヘタレっぷりも萌えるものがあるけど。あとラスト辺りは流石にちょっと納得できない展開だな。まあカイジがラストの勝負受けるのはまだいいとして、単純な窃盗で金を持ち逃げする利根川に違和感。あれを勝負と言っていいか、判断突かんけど、口にしてないルールで金を着服ってどうみてもいらいらするな。まあ、金持ったカイジがろくなもんじゃないのは目に見えてるし、金持ってたら3部作れなさそうだし。
総合としては前半部あまりいらんけど、後半部は面白かった。