大野雄二さんライブin 新宿J


金曜日、今日は月に一度の定時退社日。残業するだけで白い目で見られるありがちな日です。なんで、そのまま駅に向かう。目的地は新宿の厚生年金会館そばにあるジャズライブハウス「J」最寄り駅は御苑前なんだけど、新宿三丁目駅からもたいして変わらない。前に厚生年金会館に来た時はバイクだったり自転車だったり、電車の時は新宿駅から寄り道しながら歩いたもんだけど。
今は副都心線ができて、渋谷から直接新宿三丁目駅に行けるからこれが一番楽。6時半くらいに駅に着いて合流先の御苑駅までのんびり歩く。すると誘ってもらったやっこさんから遅れるとのメール。んなもんで直接、店舗の方へ。厚生年金会館を目印に歩いてると・・・・ない。おや、改装中というか解体中だったのか、っておい。
ああ、そういえば公共施設の投げ売りでここも売却してたな。びっくりだ。

通り過ぎてちょっと歩くと看板を発見。早々に入店。この手のちゃんとしたジャズライブハウスに来るのは初めてだな。邦楽ライブハウスとか、ジャンルを問わないのは何度も入った事あるけど、一番違うのはメニューか。洋酒しかねえ。洋酒のまねえんだよなあ。まあ、片隅に載ってた黒糖焼酎あまみを頼む。これ黒糖焼酎じゃなくて泡盛じゃねえ?度数が半端ないんですが。水割りにすれば良かった。
ちびちびやってると客も増えてきて、バーで呑んでる人も出始める。後で気づいたけど、その呑んでる人が大野さんだった。そうか、控え室とかじゃないんだな。

そんなこんなでやっこさんも到着して、開演時間をかなり過ぎた辺りでそろそろ始めようか、みたいな雰囲気で演奏者三人が登壇。といっても後ろから客席の間通って、ステージに向かうだけですが。

いきなり演奏開始。ああ、こういうジャズを目的にして聞くのは久しぶりだなあ。これまではサントラとかの一部として聞いたり、特定の演奏者さんの曲の一つとして聞いてるだけだから。最近はとくにみやざきみえこさんのコンピレーションCDの聞いてるな。ほかの手持ちといったら寺井尚子さんとかくらいか。なぜか持ってるスイングガールズの曲はジャズと認めん。あんなメトロノームで弾いてるみたいな曲をスイングって言うな。midiかよ。

曲に関しては正直知識がないんで、途中にかかったルパンのED二曲しかわからんかったけど、演奏そのものにはいろいろ感想が湧いて来た。昔々に吹奏楽やってた時の定期演奏会でスイングやった時に、かなり目立つTrのソロパートがあって、だれがやるかの時にとても出来んと言って人に押し付けたのを思い出した。あー、そうかこうやって、演奏を楽しめる感覚と上手く弾く事が目的じゃないって気づけなかったんだな。まあ、演奏のレベルも技量も違いすぎるけど、コンテストじゃないんだから、目立てることに楽しさを感じないとダメなんだなあ、とか。いまさらすぎる。それくらい楽しそうな演奏が印象的。ま、今日のは弦バス、ドラム、ピアノのトリオなんだけどな。いわゆるユニットという感じじゃなく、完全にソロ同士のセッションという感じで、個々の演奏だけでも楽しめるのがいいな。また楽器ひっぱりだすか。

時間の関係で先に帰られたマイミクさんとは別に最後までいたけど、こうぱっとやってぱっと終わる感じ。アンコールとかだらだらやらないのがいいね。とはいえ、終わったのがすでに11時過ぎてて、電車が終わりそうなのもあったかもしれない。
店を出るととんでもなく寒い。歩いてるとなんでこんな寒い中薄着の人多いんだ、って思ったらそう言えば、昼間は完全に春一番陽気で暖かったからな。そんな春一番後の急激に寒くなったなかを帰りにかるくふらふらしてたら、田園都市線が最終。でもなんか人の数がすごい。しかもどっかで客対応とかで遅れてるし、大丈夫かね、と乗り込んだらものすごい異臭。三茶あたりで空いて来て座席が空いてると思ったら、どうもどっかの馬鹿が車内で吐いていたらしくその回りが空間になってるだけだった。気づいたのは座ってからだけどな。しょうがないんで手持ちのティッシュで床の汚物を拭いたりしてたけど、だれも手伝おうとかしねえんでやんの。ティッシュを分けてくれるだけでもいいのにな。作業中の酸っぱい匂いでつい自分も戻しそうになったけど、なんとか処理。酔って車内で吐く奴とかほんとに埋めちまえよ。特に週末だから盛り上がったとかか?人に迷惑かける呑み方するなよ。

気づいたら手袋を車内に置き忘れ。あーもうそろそろ買い替えないとな、とは思ってたけどもったいね。