バイオハザード4 アフターライフ

前々から観ようと思ってたんだけどタイミングあわずに先延ばししてたんで、今日は朝から時間調べて観に行く事にする。国内でも4館しかないIMAXシアターでやるということで、そこで観ることに。川崎駅周辺は国内でも有数の映画館の充実した地域らしい。チネチッタは国内最高動員数の映画館だし。とか調べてみたら、こないだ5館目が開館したらしい。どうでもいいことですが。

以下ネタばれあり。



映画の感想としては、IMAXだからかどうか分からんけど、こないだのAVATARと比べてはるかに3Dの迫力が上だった。AVATARが描き割の背景っぽいのに対してこっちのはちゃんと奥行きがある感じがした。雨のシーンとかで上から見た時にちゃんと奥に落ちて行く距離感があった。とはいえ、まだまだ5枚くらいの描き割が距離を変えて並んでるように見えたりして途上というところか。見た目はすごかったよ、ほんとに。
でもストーリーはかなりしょぼいなあ。まず冒頭の渋谷のロケーションに必然性がまるで感じられず。というかなんで渋谷の地下にあんなでかい施設作る必要があるのかわからん。必然、そこからウイルスが流出するのもさっぱりわからん。単に渋谷壊滅させたかっただけかよ。どうせならカプコン本社の大阪とかのほうが洒落が効いてておもしろかったよ。あと3観てないんであらすじしか知らないんだよなあ。クローンアリス全滅。
その後アラスカ経由のハリウッドに舞台を移し。あんな小型レシプロ飛行機で太平洋横断したりとか突っ込む気も失せる移動距離ですが、なんか大きいのか小さいのかわからん世界だなあ。道中でクレア・レッドフィールドとかクリスと合流して、それ以外の人物を全て皆殺されながら研究船に突入。途中のルーサーさんが死んだ辺りで正直見放した。生きてたけど。主人公以外用無しと言わんばかりの展開です。ジャンプかよ。ウェスカーさんも王大人ばりの死亡確認っぷりで多分誰一人死んでると思ってないでしょう。ラストはすっぽぬけたフォークや受け身のとれない投げっぱなしジャーマンばりの放り投げかたです。続編作るにしろ作らないにしろもうちょっと話まとめようよと画面に向かって突っ込んでしまった。
ストーリーとかどうとかもかなり突っ込みたいんだけどそれよりも一番脱力したのは全力疾走するゾンビども。様式美がわからんアメ公どもにつくらせるんじゃねえよ。そんなんは絶望感でもなんでもないんだよ。あの数でその速度だったらもう努力とか云々じゃなくなって面白くなくなるんだよ。あのゆったりした動きが追いつめられる緊迫感でるんであって、あんな全力疾走するゾンビとかうじゃうじゃ出て来たら別にゾンビである必要なくなるんだよ。そんなんは「Dawn Of The Dead」だけで十分だ。