アバター

いまさらながら行ってきました。三時間、なげえ。
雨降ったせいで若干暖かいので、映画を観に川崎まで自転車で行ってきました。この時期、というか目的地のある自転車は服が難しいな。熱くなって汗かいてもいいような薄手のものを着とくと、目的地で寒くなるしかといって逆をやると運動中に汗がでるし。まあジャンパーあたりを持っていけばいいのかも知れんけど、邪魔だしな。ということでそれなりのペースでそれなりに飛ばして30分切った。そろそろホイール替えたいなあ。

8時からの上映で7時55分ごろに到着。途中、川崎のヨドバシ寄ったらDSのドラクエ6購入列ができてた。wii-PS2コントローラー変換機を買いにいったんだけどないんでやんの。あと新03も出てたな。だから回線網とかじゃなくてwindows mobileがだめなんだってば。モックを触ってみたけどあんまり変わってないし、あまり興味わかず。

チケット引き換えて入場するとシアター入口でメガネ配ってた。中央部にセンサーがあってまんまウルトラアイ。熊本の映画館で配ってる偏光グラスとちがってセンサーに信号が入るときだけ液晶が反応するタイプだった。高そう。回収してたし。映画中にセンサーをふさぐと全体的に明るくなるから間違いないと思う。つけてしばらくは目がなれない感じがあったが、映画の序盤にはもう違和感もなく観られた。とはいえ普通よりも目というか頭が疲れる気がする。長いのもあって終わったときちょっと気分悪くなってしまった。それでも3Dの効果は高い。
一番3Dに見えたのは字幕だったりするのはご愛嬌。映画全体が奥行きのある広い構図を多用していて室内とかが少ないから余計に3D映えするのだろう。俳優は3D空間の中心に配置されることが多いので手前に存在する花やシダが飛び出してきてよく目立つ。そういう構造物が3Dになるほうが映えるな。これだけちょっと高いけど3Dで観たほうが確実に面白い。

ストーリーはまあ、アメリカ好みというかなんというか。経済理念で自然をぶちこわす陣営と自然を守ろうという陣営がぶつかって後者が勝つ。とか、未開地域との異文化コミュニケーションとか、フロンティア精神とか。いまさら、とは言わんけどネイティブアメリカンを迫害しまくっといていまさらそういう話されても。反省という趣旨はないんだろうけど、わかりやすい悪役っぷりが逆に興ざめだわ。もしも世界が本当にこういう人間性しかいないんなら嫌悪感湧くしそうでないなら薄いキャラクターと言わざるを得ない。これって結局インディペンデンス・デイの裏返しなだけなような。

ま、わかりやすいということなんだろうけど、あまりどちら側にも感情移入できなかったよ。交渉なり貿易の思想が薄すぎるな。そこらへん若干の描写があったけど、結局のところ戦争したがりを連れてきた時点でもうどうしようもないな。しかもラストは問題の拡大以外の何者でもない気がすし。たぶん次は全面戦争かもしくは無視のどっちかだよ。それ交流がないっていうのと同じ。映像美はあるけどストーリーにはあまり共感できなかったのが残念。




んでこっからはオタクな感想。基礎知識として梶島作品(天地無用シリーズ、真・天地無用、異世界の聖機師物語など)を観ている知っていることが前提です。

樹に意思があって、樹を神とあがめている自然豊かな星。しかも巨大な樹に何人もの人が住んでいる。えっと「樹雷」の「天樹」ですか。まあ、あっちの「皇家の樹」は意思だけじゃなくて純粋に戦闘能力も持っててそれが、桁違いの恒星級のエネルギーなもんで、所詮人間レベルの戦闘力なんてちりにも等しいので、こんな衝突なんて起こりえないんですが、というかそんなことしたら地球ヤバイ。というか太陽系ヤバイ。さらに言えば現地の先住民も異常なまでの肉体強化されてるんでまあそういう悲劇的な異文化衝突がありえないわけで、こういう仮にでも先進的な技術を持ってる側がこういう精神性だとわかりやすい戦争にしかならん、というのをちっとも学んでないのかよ。