あなピグモ捕獲団early summer「嘘とバッファロー」

今年初の猛暑日らしいです。生きてるだけでひからびそうな中、下北沢まで自転車で演劇観に行ってきました。皆知ってる本多劇場の地下にある小劇場楽園で駅周辺は車はおろかバイクすら停車はもちろん通過も難しいんで、自転車で行ったんですが、動かなくても汗だくになる状況で自転車という苦行を乗り越えて開場前5分に現地到着。チケット買って開場待ち。それにしても下北沢の駅周辺の雑然っぷりはすごい、まさにカオスってる。普通にどこがどこに繋がってるか分からん上に太陽が陰るとどっち向いてるか分からなくなりますな。んで、開場。
舞台中央に柱があって舞台の左右に客席がある構成。柱が邪魔なんで上手端の席に座って開演を待つ。客席の総数は40〜50くらいおよそ9割くらい埋まってた気がする。こういっては失礼かもしれんけど、いつもより客が埋まってたな。これが下北沢の実力か。
んで、開演なんですが、いつものように劇中劇と心象風景の多層構造で観劇者が一体どこを基準に見ればいいのか分かりづらいので演劇をあまりみたことない人にはおすすめできないんですが、今回ははっきりとした客視点のキャラが居たんで比較的分かりやすい話だったような気がする。比較的なんでやっぱり世界観は複雑だし、テーマははっきりと提示されてないんで、さっぱり分からんかったって言う人が居ても仕方ないな。今回は分かりやすい笑いのツボがあってそういう部分で笑うのも面白いけど、いつも楽しみなますださんと石井さんの掛け合いが少なかった気がする。演技そのものは発声がしっかりしてるし、表情もよく動いていて、あまり肉体的な動きは少ないけど不満はなかった。いつもより客席と舞台が近かったのもあってキャストの細かい表情まで見えるのがこういう小劇場の強みというか弱みというか。あと、舞台が広いというか長いんで、柱の陰とかで演技されても気づかねえのはちょっともったいないかも。しかしまとまりのねえ文章だな。