ランボー 最後の戦場

急に映画がみたくなったんで行ってきた。最近の大作っぽい映画の割に90分というのは短く感じて、観るのに抵抗が無かったというのもあって、チケット取って自転車で川崎へ。ダイスのネット予約は座席指定できるからいいんだけど、会員証作った方がいいかな。ラゾーナの109はなんかいろいろ不便なんだよな。
ネタばれありの感想です。


これまでのシリーズのような爽快さを求めて行くとかなり痛い目観ます。なんというかランボーの台詞の少なさと言ったらないくらいダウン系のなか淡々と話が進んでいって、かなりえぐいシーンを延々と見せ続けられます。これまでのシリーズだと戦争による兵士の悲哀を描いていましたけど、今回はとにかく戦争の被害者というのをかなり生々しく、というかショッキングなシーンを選んで見せているため、下手なスプラッタ映画よりもずっときつい死体やら死に方とかを見せてくれて正直、途中でちょっとひきました。なんと言っても死体がほんとに死んでるみたいな感じで蝿は飛ぶは腐ってるわで、どうにも戦争を美化するのに対抗しすぎて酸鼻極まる映像を突きつけられて一体なにを観に来たのかさっぱり分からなくなります。とりあえずデビルマンのヒロインもびっくりな生首と吊られた死体のシーンは確実に記憶に残ります。これよく放映できたな。
まあ、そういう死体描写に対する制限が低い分、人の死に方がやたらと紅いというのも特徴的。地雷やら榴弾やらで人が亡くなる瞬間、言い方は悪いけど真っ赤な花が咲いたような画が何度も何度も現われます。きっついなあ、これ。しかも後半のランボー大虐殺シーンで重機関銃をぶっ放すシーンとかは当たったところが確実に無くなってます。まあ普通の大口径銃で撃ったら人体の命中箇所は貫通じゃなくてまるごと持って行かれるらしいから、こっちの方がリアルなのかもしれんけど、もうなんか散弾銃を至近距離から命中させたかのように人体がメゲて行くのは、描き方次第ではギャグになりそうだけど、これまでの作りのせいでかなりえぐい。手榴弾食らえば足が飛ぶ腕が飛ぶ人が飛ぶ。ナイフを振るえば内臓飛び散る、首が飛ぶ。もう戦争がどうとか以前に普通にスプラッタでした。これまでのシリーズのファンとかこれみてどう思ってんだろ。
まあ、唯一この映画のなかで派手だったのが仲間の狙撃手かな。やたらと大口径な狙撃銃なんでゴルゴみたいな狙撃でなく対戦車ライフルで狙撃しているかのように破壊力抜群な上に狙撃速度が異常に速い。三人を5秒以内とかあり得ん。こいつ一人で小隊くらいなら全滅させられそうだ。