エクスマキナ

いつものように自転車で行ってきた。Tシャツでは肌寒いけどトレーナーとか着込むには暑いし、なにより自転車で汗をかくので何を着ていくか迷う。Tシャツにウインドブレーカーというよくわからない時期によくわからない装い。まあそんなこたあどーでもいい。
映画は全編3DCGによるアニメーション映画。さすがにCGだけに特効やカメラワークは自由度が高くそれだけで飽きる事なく観ていられた。肌のアップなどがでるとさすがに肌の艶などが作り物っぽい印象を受けるものの表情もあまり派手ではないがしっかりと表現されていて丁寧に作られているとおもった。それとシロマサ作品の特徴の一つである、街なかの雑多さというか無駄に盛り込んだ情報量というものがしっかり入っていて手間ひまかかけてんなー。簡単に言うとビルに無駄に看板を建てたりする香港の街みたいな雑然さと設計された都市というべき巨大建築の融合といった近未来と発展都市の混在があって、ああシロマサ作品だ、と実感した。とここら辺までは文字通り見た目の評価はよく出来ているとおもう。
んで、ネタバレあり。





内容はいつものシロマサっぽい科学と精神論のせめぎ合いというものだったりなかったり。ぶっちゃけ人類補完計画。でもまあ攻殻機動隊ほど複雑ではなくて単純なロボットアクションものとして十分楽しめた。スパロボの必殺技にでそうなロボが高速で飛び回りながら闘う姿は正直燃えるものがあった。それこそ100万発入りのコスモガン装備してるような迫力重視のため多少のリアルさを犠牲にしても面白い映像を作ろうとしてるのはわかった。
なんだかんだ言ってすごく単純に楽しめる作品だった。でも、今後こういうのが主流になって行くのだろうか。セルアニメのような3Dじゃないからこそ出せる味が好きな私としてはあまり一方通行的にこっちに流れるのは歓迎できないなあ。止め絵の格好良さはまだまだ3Dには出せないと思う。