ロミオ×ジュリエット

なんというか、絵は綺麗だし役者も文句無いんだけど、どうにも脚本に拙さが見える。本来のストーリーラインに絡まない部分ではあるしおそらく伏線にも入らない部分だけど、ちょっとどうにかできなかったものだろうか。
具体的に一つ上げれば、おそらくは街に普通に住んでいる娘が嫌疑をかけられ処分されそうな所をヒロイン扮する謎の仮面男が助けるシーン。まあヒロインの性格を示すのにはいいんだけど、街の正規の警察なりが逮捕した娘なんだからその場しのぎで助けてもその後ゆっくりと処分されるだけじゃなかろうか。これが流浪の旅芸人の1人、とかいう表現されてればそのまま街を離れるなんてのもアリだろうけど、どうもそんな感じじゃないし、捕らえた側も正規の警察なんだから嫌疑自体を晴らさないと何の意味も無い。こんなんで何をどうしろと?
他にもいくつかあるけど、予定調和の範囲内で適当に事象をねじ曲げている様にしか見えん。しょっぱなのその違和感で最後まで没入する事ができんかった。今後はどうなるのか期待するけど、このまんま進むと辛いなあ。
だいたい警察の目の前で顔を隠してない仲間を引っ張り回すってどうなの?