感動落ち

眠いので、対して校正もせずに書き連ね。
トリコロを元とする萌え4コマとやらで、よく言われる「感動オチ」。笑いや怒りのような感情の爆発のないオチ。
4コマは起承転結と言われるように、感情や状況が短い4コマの間に大きく起伏するところに面白さがあると思われてたなか、淡々とした中にすこし心が洗われるような読後感を残すのが重要だと思う。
押し付けがましい分かりやすいいい話、じゃなくて。4コマ目を見てすこし間を置いて全体を見渡すとその意味が染み入ってくる、このゆっくりとした流れで、分かり難いのではなくて、感じるのに時間が必要な感じ。情報は十分なんだけど、あえて情報をしぼって想像の余地を残して読者に最後をゆだねているのが読者を作品世界への干渉を許していると言えなくもない。
そういうのを描ける人は萌え四が流行り出してから、増えたかというとそれほど増えた感じもない。たしかに、きゆづき先生をはじめとするきらら作家のなかにはそういう人もいるけど、一本二本はかけても各号の話全体をくみ上げる構成力がある人はなかなか居ない気がする。
ひだまりスケッチがアニメ化されるらしいが、きららにトリコロが残っていればこっちがなっただろう、という意見にはかなり疑問だったりする。人気という評価では文句は無いが、あの雰囲気をだすのは難しいとおもう。というか、4コマというリズム感を残したままあの雰囲気を作るのはアニメという手段では難しいを通り越しているとおもう。CDドラマは4コマのリズムを感じたけど、だからと言って、あれに絵をつければいいというものじゃない。トリコロのあちこち変わる構図と静物。あれは動画でやるとなると見るのは辛い。かといって完全に別ものにしてほしいとはさらさら思わない。せいぜい一日5分くらいの短編にするのが最適なんだけど、そんな枠現在無いしな。そういう意味だとワンダフル枠は実験的かつ挑戦的で復活してほしい。そしてそこでトリコロをやってほしい。5分で一本いい話。うわぁ超見たい。