仮面ライダーカブト

こないだまでのおちゃらけから一転してシリアスストーリー。今回の一番の見所は普段飄々として本心をなかなか見せない天道が感情剥き出しで選択を迫るシーン。いきなり声のトーンが高くなってびっくりした。その分普段の抑え方が強調されるシーンだったけど、相手が加賀美じゃあなあ、なあなあで答えるような気がするし、なにより覚悟がしっかりする前に楽天的な奴だから言葉ではああいうだろう。考えなしに。
今回の加賀美の軽薄さはそこにとどまらないのでちょっと幻滅。ワームと化したひよりを護るのはまあ予想の範囲だけど、この期に及んでひよりがワームじゃないとか言ってやがる。天道が、ワームであろうとなかろうとひよりを護る、という確固たる信念を持っているのに対するのであれば、加賀美はワームだけどひよりを護ると言わんとつりあわねえ。現状認識の甘い奴に覚悟を迫るのは危ないよな。そんな覚悟ならされるだけ迷惑だ*1
というわけで一気に確信じみてきた訳ですが、あのとらわれた男はワーム版天道みたい。まあ両親がワームで記憶をもコピーできるのなら天道役のワームがいてもおかしくないわな。それにカブトゼクター渡してハイパーゼクター使わせる気か。それ以前にひよりすり替えたの誰だよ、という突っ込みがあるわけですけど、まあこうなるんだろう。
来週にはちゃんとハイパーゼクターのお披露目やってくれんと宣伝がすげーむなしいんですけど、売れてんのかな、あれ。映画が子供に人気が出るとはおもえないし。

*1:レイラさん