西脇唯ミニライブ「花明かり・月明かり」

ragi-jun2006-05-27

どうやって行くか思案している午後3時半。電車で行きますか。出発前に持ち物確認。とりあえずプリントアウトした当選証だけは忘れんようにしないと。あとは手持ちが千円しかないので、お金おろしていくこと。子供以下だな。

追記

結局4時に出発して、東急ーJR−京急でお花茶屋というのんきな駅についてそこから遊歩道をてくてく歩いてった。そぼ降る雨のなかだけどそんなに寒くもないので傘もささずに歩いてると右手に丸い屋根の建物が見えてきた。思ったよりも近かったので5時半ごろに到着。
会場内で倒産通知を入場券に替えて、会場の3階プラネタリウムへ。待機場所にはおそらく直筆のタイトルと小さな花束、その横には西脇さんへのメッセージノート。何冊かおいてあれば良かったんだけど、待機列のままでは書けないし、帰りには長い列ができてた。あんまりスタッフが慣れてない感じ。司会の人は二回も西脇さんを西村と間違うし。
5時40分でチケットNOが70番台で、6時開場時にはおよそ100名くらい並んでいたと思う。開演時はほぼ満席のなか司会の人がプラネタリウムで星の説明を10分くらいしてからいざ演奏の人と西脇さん登場。楽器はマリンバインドネシアの楽器*1とアコギとキーボードの三人の計4人のステージ。このプラネタリウムは普通のと違って全体を傾けた感じでステージ部が一番低く、客席がかなりの角度でせり上がっているので前の人の頭が気にならなくていいかも。
ライブは休憩を挟んだ二部構成で、前半は風と星にまつわる曲中心。後半は最近のアルバム花明かり中心。曲の合間にトークと詩の朗読。懐かしい曲が多くてうれしかった。ライブ自体は10年ぶりということで、前回のライブというかツアーの時はファンクラブに入っていたけど福岡の学生でとても参加できる状態じゃなくて涙をのんだ記憶があるので感慨も一入。とくにそのころの曲の「風の住む星」とかは一番はまっていた頃の曲なので当時の思いがよみがえってちょっと涙が。そのほかアトムトリビュートの「あのとき君はたった一人で」とか森口博子さんに提供したガンダムF91の名曲「eternel wind」など変わり種な選曲。個人的に一番好きな曲はHoly snowなんだけどさすがに入らんか。あと前半のMCでは西脇さんの信条は「風、花が咲く星」とのことですが、意外だったのがそこに人が入ってなかったこと。それは人が居ないということじゃなくてそういうのを含んだもっと大きな意味での愛情を表してるんでしょう。それでいて、すぐそばに大事な人がいるという愛情も大事にしているという感覚がこの人の音楽なんだと思う。
後半はアルバム「花明かり」から3曲とそのほか。あと花明かりのなかからの詩の朗読など。このアルバムは全体的に明るい感じで西脇さん自体が充実しているんだろうな、と思えるのが心地いい。この方の声は華やかという感じではないけど芯のある力を与える声だと思うので詩の朗読というのはすごくあっていると思う。あまり人前にでないとのことですが、堂々とした朗読ですごく心に響きました。それらの後に、アンコールに「愛する星で」で締めたのですが、そのなかの歌詞を細かく変更していたのがちょっと面白かった。その前のトークで人口がこの9年で5億増えたと言っていたのでそういうことなんでしょう。
最近は作曲面よりもフラワーアレンジメントなどが中心で、すこし寂しい気もしますけど、きっとこういう時期を経てもいい曲が生まれるんだろうと思うとそれもまた必要な時期なんだろうと我慢できます。正直、最近好きになる歌手の方が病弱だったり亡くなったりしてちょっと不安になったりしているので、ゆっくりとでも活動を続けられることを望みます。

花明かり

花明かり

*1:名前忘れました