劇団あなピグモ捕獲団vol22「ウガルバランス」

おそらく一番好きな劇団。上手いとか面白いとかもあるけどなんか好みな劇団。
ということで、会社終わって一路阿佐ヶ谷駅へ。最初はバイクで行くつもりだったけど上記理由でバイクを諦め電車で移動。阿佐ヶ谷ってここから大して距離はないけど、電車でいくとなんか遠回りっぽい経路しかなくて損した気分になる。新宿まで出るか国分寺とかで中央線に乗り換えるしかないんだけど、なんかな。
阿佐ヶ谷駅で阿佐ヶ谷アルシェの場所を聞いて歩く事数分。見事に迷う。なんというか思ったよりも裏路地にあって何度か通過してたりする。以前の明大前でやった時よりも大きなハコだけど、明大前の方が広い路地に面していてなんとなく入る人とかいそうだけど今回は目当ての客以外来そうにないな。博多であなピグモだったらこの倍以上のハコでも満杯に出来るんだろうけど、今回のはおよそ書く席が5〜60名といったところか。時間に余裕があったので席を決めて待っていると客が増えてくる。舞台が低いので前の人の頭が気になって仕方ないので結局最前列へ。いざ開演。
内容はクローン羊ドリーをテーマにして魂とかうんたらとか。昔の福岡で見てた頃のようなシリアスとギャグのバランスとれてて、不条理な雰囲気と納得出来る演技といったレベルの高い劇団といった印象が蘇って来て、当時の雰囲気があった。前回見た時は舞台が狭く、動きが小さかったけど今回はそこそこ広かったので役者の動きが大きく、またその分ストーリーも比較的心情面だけでなくダンスや移動を盛り込んで分かりやすかった気がする。ま、比較的なので、ストーリーが難解なのはいつもの通り。もっぺん観に行くかな。
いつもの定番レギュラーの女性三人組と男子+助っ人の6名が入れ替わりながら、場面劇を演じて、すこしずつ話のピースが揃って行く感じでそれぞれの場面と全体を楽しむ事が出来る構成。個人的にこの福岡のころからの女性トリオのファンなので、そこを楽しみにしてるんだけど、今回はそのうちのお一人が終始シリアスで結構珍しい気がする。以外と観た事無い気がして新鮮でした。あと、初演と言う事でなんとなく役者が緊張している気がしました。何度かセリフを噛んでるシーンやちょっと目線の動きが不自然な感じがあった。明日の公演ではきっと良くなっている気がします。
と言う訳で多くの人におすすめな演劇。土曜の二回と日曜に一回公演が残ってます。興味がある人はお早めに。2500円。