和楽三昧第九回

心に響く音色 〜 25絃箏の世界 〜
前日の通り、仕事を定時ちょっとで切り上げて一路銀座かねまつホールへ。小雨がぱらつく中、バイク移動を諦めて電車で銀座駅へ。思ったよりも早く着いたのはいいが、出口を間違えて迷う迷う。日曜にバイクで道を確かめたのはいいけど、地下出口を間違ってはどうしようもない。まあ余裕あったからそれでも、6:40分位に会場に着いた。
会場で取り置いてもらったチケットを引き取ってホール内へ。舞台から扇形におよそ50人くらいの椅子があって、おそらく水琴窟のBGMが流れる感じのいいホールでした。水琴窟はあまり聴いた事無いけど、ヒーリングミュージックに最適ですな。でもなんかスピーカーが高音割れしててちょっと耳に残る。公演と関係ないところで楽しんでるな。
いざ公演開始で心花のお二人登場。それぞれ2〜3のを使い分けて演奏していて、その合間合間に箏の種類や特徴について説明していた。最近、いろいろと聴いているから12絃、17絃、25絃とあるのは知っていたけど、25絃が10年くらい前に出来た新しい楽器だとか、17絃も80年ほど前だとかで、意外と歴史の浅いものらしい。一方12絃はそれこそ1000年以上歴史のあるものですから、歴史が桁違いです。うーん、25絃は音域は広いけど全体的に野太い音質で、私は水滴の跳ねるような澄んだ音が好きなので17絃が一番好きな音かも。
曲目は古典の六段の調べや去年でたアルバムと次に出るアルバムからで12曲。久しぶりに生音の箏の響きはいいものです。ちょっと音が固い気がするのはむしろ個性というものでしょう。特に下手側*1のななえさんのほうの音がそんな印象。多分に個人的な印象である事は間違いない。今日やった中ではさんぽ。が明るくて一番好き。だけど彼方の希望、みたいな暗めの曲もゆったり聴くにはいい。
まあ、いつものごとく、リラックスしすぎて一曲どうやっても思い出せない曲があるけど、そんなことはどうでもよい。
そんなこんなでおよそ1時間半の公演。今後もいろいろと活動予定があるらしく、直近だと2月末だそうです。

ここに咲く花

ここに咲く花

*1:しもて