Rule of Rose

まさかこんなにストレスの溜まるようなゲームとは思わなんだ。なんつーかもっと頭脳パズルっぽいアイテムを組み合わせて謎を解いて行くもんだと思ってたら、謎は総当たりっぽいし、戦闘はいらいらするしで期待してたのとかなり違った。この手の正調グリム童話みたいな子供の無邪気な残酷さを強調した日常のすぐそこにあるような狂気の話は大好きなんだけど、いまいち操作感の悪さで蓄積されたストレスのせいでひたすらいらいらさせられる。
主人公がかよわい女性というのは良くあるけど、このゲームの場合はなんかかよわいというよりも無気力っぽい感じで共感出来ん。なにがしたいのか分からない、そもそも目的がかなり曖昧だしな。
しかも戦闘はかなりのろくて爽快感が無い上に敵の体力が結構多いのでだらだらと作業を繰り返すものになりがち。作業と言えば、とある場所に貢ぐ時に12個貢ぐのにいちいちメニューを12回開いて12回選択するって不親切すぎる。こんなん繰り返させてなんの面白みがあるんだ?
このゲームの印象は一言「ユーザーに不親切」床に落ちてるアイテム拾うのに、判定距離が狭いからなかなか拾えない、画面の切り替わりごとにキャラの向きが変わるからおんなじ場所をぐるぐる回る。貢ぎ物を一個ずつしか入れられない、部屋の出入りが遅い。要はバイオハザードを越えるもの作りたかったんだろうけど、いまさらバイオハザード1を作ってどうする?って感じです。この手のゲームは遺作とか水晶の龍の方が良く出来てる。

RULE of ROSE

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