仮面ライダー響鬼

最終回と言う事で、一気に清めの儀式から一年後。なんか普通に全員生き残ってた上に関東の鬼大集合は実現しませんでした。なんだそりゃ。しかも桐矢はまだ生きてるし鬼になってるし、目障りなキャラは最後までうざいキャラでした。こいつ人助けなんて概念あったのか?すくなくともそう言う描写は皆無です。打算と賞賛のみの人助け。偽善も善だけどこいつ絶対すぐに救助すべき人を見捨てるよ。そうとしかとれん描写しかなかったし、今回も明日夢を助けたのであって見知らぬ人への配慮を見せた訳じゃない。んで、和服の二人はさらに上位の存在をちらつかせて終り。あーもうこういうのは謎を深めるとかじゃなくて投げっぱなしと言うんだ。前半と後半の温度差は結局解消されなかったようです。ここでああいうキャラを出す必然性がどこにある?思いつきで謎を増やしてどうする。
と、不満点を先に書いておいて、重要な最後の二人の会話だけは唯一きっちりと結末を見せていて良かった。何より、自分の道を歩んでいるという意味では、明日夢の独立が浮き彫りになって明らかに1話から順当に成長した姿に見えた。最初、不思議な人から憧れに代わり、目標になった時期を経て、尊敬する人で終わる。自分とその人の違いを自覚しつつもその人の精神に共感する。それは同じ事をする必要がなく、生き方を同じにするという事で師弟の関係が続いていく事を意味する。多分あの時点で弟子と言っておきながら響鬼さんから見ても対等な存在になったという事だと思う。挨拶も微妙に違うしな。いや斬鬼さんもかっこいいけど、響鬼さんかっこいいなあ。紅白に登場するだけの事はある。