きららcarat 1月号

くうくうばくばくとかDESTiNATiON!とかからハニとかチャンネル4とかの新連載組が揃って巻末へ。なんというか、ストーリーや絵は描けるかもしれないが、4コマとしてのリズム感がまるで感じられない作品なので、終わるなら別にかまわない。でも、その次の新人が同レベルなら、堂々めぐりに近い。現在きらら系列では一番戦力が充実している感のあるcaratなのでもっと三誌から戦力集中してこれ一冊買えばいいようにならないかな*1

困ったときのお色気作戦。というほどいやらしさも下品さもない作風ですが、宮ちゃんに頼ったような構成。コミックスで知名度上がったとしても始めてみるひだまりがこれだと誤解を招きそうです。できればこんな安易な展開じゃなくて、もっと日常の面白さを描いてほしい。看板なんだし。

  • GA

黒をこよなく愛するキョージュ。すでに作風が完成しているのかも。
美術科という設定の元に細かく美術科らしいネタで作るあたりはレベルが高い作品だと思う。キャラを増やしたりせずに、ちゃんと個性と会話とやり取りで違和感なく面白くする構成力はすごい。爆発的な笑いは取れなくても何度も読み返すのに耐える作品。

  • H.R(ほ〜む る〜む)

CGかトーンかわからんけど、常にフォーカスがずれてぼやけて見えるので画面にしまりがない。キャラの表情や動きはいいのに、絵が4コマに合わない気がする。カラーならまったく印象違うんだろうけど、いまのところそんな感じで下手にしか見えず、内容への印象が薄い。

いぢられ役の烏丸先生はいくつなんですか。なんというか牧先生好きという隠れた一面以外は実に才媛という感じでもろもろ不憫。「帰れ(気をつけて)」は面白かった。絡みネタもいいけど、4人が4人とも主役っぽくてキャラの絡みというよりも単独ネタが少なくなく、意外とこういうのはきらら系列では少ない気がする。漠然とだけどきらら本誌の方が合う気がする。

  • 火星ロボ大決戦!

火星の次は水星と超安直なネーミング。文字通り手も足もでません。ノリ突っ込みで締めるのはギャグ4コマとしては王道な感じで、楽に読める。ネタも一本一本がそれなりに爆発力があって面白い。敵も味方もおそろしくお馬鹿なあたりどんなネタをやっても許されそう。

構図が単調で表情に乏しい。無駄にコマを重ねてる上に、ごちゃごちゃした設定でごまかし。盛り上がりもメリハリもない。面白さのかけらも無いし、ムカつくほどの特徴もない。なにもない。

  • オーケーFANTASISTA!

真面目に不真面目なカタビラが面白かったが来月で最終回らしい。そこここに伏線を張ってあって一応きちんと回収するつもりらしい。単行本になるとそこらへんがまとめて読めるから面白いと思うのだけど、予定がみえないのが芳文社のいい所*2

*1:無理

*2:良くない