機動戦士ガンダムSEED DESTINY

情報戦で一歩も二歩も先に行っている相手に対して、終わった戦闘を蒸し返すような大義名分も無い状況で軍事行動を取る事の意味がわからん。交渉を進める方が重要な気がするんですが、情報収集をして戦局を引っ掻き回すつもりなんだろうか。そもそも国力的に勝てるとか思ってる時点で怖い話だ。現状地球軍の戦力はほとんど壊滅もしくは指揮系統の破断で満足に動かない、ザフトは一枚岩である上に世論的に指示されている、そんな勢力をどうやって世論的に指示されている訳でもない一国がひっくり返すかわからない。まあスーパーロボットどもならひっくり返せるけど、現実的にはありえないよな。そういう場合はよっぽど敵勢力のヘマが必要だけど、そんな安易な展開をいまさらされても面白みもなにもないけどそうなりそう。
しかし、首都アプリリウスを撃つ事が直接勝利条件となる理由がわからない。一射目で撃った状態で、二射目を交渉の条件とつかうならまだしも墜ちる事を前提とした悪あがきに撃っても、しょうがないんじゃないのか?そもそも軍事工場は地球にあるんだし、戦力は十分に展開していてなおかつ補給も受ける施設がある状況で首都を落とす事にそれほど意味があるとは思えない。制圧するならありだけど破壊したら単に恨みが増すだけで士気があがりそうなもんだが、まあ実際には撃てなかったし、ジブリールのびっくり間抜け顔&ニフラムコンボで最後まで特別扱いな人でした。ほんとに逃げるんなら基地を爆破するくらいの根性がほしかったが、それにしても貧弱な基地だこと。