菊地秀行先生のデヴュー作 復刻

最近、どうも不真面目な菊地ファンなので、まだDの最新刊読み終わっていませんが、まだまだファンな自覚はあります。多分。
魔界都市シリーズはどれも好きですが、一番菊地先生らしさがあるのはこの作品かと思ってます。詰まるところ念法と新宿と魔術とエロスと甘さ*1。偽悪的な主人公が世界を救うといった話ですが、基本的に人の性善説を唱えている辺りが読んでて心地よいです。まあ、敵はまごう事なき悪の塊ですけど。当時中学生だったころに読んだ魔界都市ハンターから入ったものですけど、就職して関東にきてからしばらくは、新宿に行くたびにここに秋せんべい店が、とかここがメフィスト病院か、などと夢想したものです。そんなこんなでお奨め。
今月末にはロフトプラスワンで恒例の深夜のトークショウがある模様。行ってみますか。

*1:人格、ストーリーの両面