4コマ漫画 その2

昨日の続き
2のオチとは話の区切りであり、別に笑わせたり驚かせたりする、ということではない。基本的に一本一本が独立した作品となるには、よく言われるように起承転結が必要であり、そのなかで話が閉じてい無ければならない。4コマがギャグだ、といわれるのはギャグネタが比較的短時間で人の感情に訴えることができる、つまり笑わせることができるからであって、必ずしもギャグ漫画である必要は無いと考える。たった4コマでも感動させることも泣かせることもできるはずであり、行間や表情によってより多くの情報を与えることができる。4コマが基本だといったからには全ての漫画、少なくとも各1話1話は4コマ程度にまで凝縮できるはずであり、その中できちんと伝えたいことを内包することができるはずである。もちろん、4コマに凝縮させることができるのであれば逆もできるであろうが、それぞれより効果の高い方法を選択するのは各作家の裁量である。よりコマ割による迫力や多くの人物を生かしたいから16Pなどにする、でも短時間に意味を凝縮したいというのなら4コマにでももしくは4Pとかにでもすればよい。
結局4コマでオチをつけるとはストーリーテラーとして、話に区切りをつけることであり、それが笑いであれ感動であれだらだらとつづけることしかできないものは4コマではない。