和楽super mission Vol7

あれ?過去の日記見直してみたら南青山マンダラ来るのって二年ぶりくらいなのか。そういえば、邦楽自体はあちこちで聞いているけどここ来たの久しぶりだ。
マイミクさんと外苑前駅で待ち合わせしてから、雪の残る道路を移動。気温は昨日ほど低くはないけどやっぱり寒い。特に電車とかの暖かいところからだと余計に。
とり置いてもらったチケットを購入して店内へ。いつもは一人なんでステージ横の小さい机に陣取ってるけど今日はテーブルのほうへ。しばらく世間話していたら暗くなってきてコンサート開始。
最初はLips。和楽super missionだと最初に曲目を配るんだけど、今日のはほとんどが新曲っぽい。定番の秋潦とか競馬とかTake fiveとかやらないのね。全体的に静かな曲で進行。「亜麻色の髪の乙女」とか聞きたかったな。
次は荒井靖水さんと新井美帆さんの薩摩琵琶と二十五弦箏のDUO。世界唯一らしい。琵琶は結構聞いた事あるけど薩摩琵琶というのは初めて聞いたな。薩摩琵琶というのは堅い胴を使って撥を叩き付けるような奏法が特徴らしい。実際、弦の音色と打楽器の響きに武家物語の語りが合わさって独特な世界観のある楽器だと思った。いつも聞いてる心花の二十五弦箏ともまた違った響きの柔らかい音で、どことなく電子音のような音色と低音を同時に出せるところが合わさって、もしかしたら今日一番聞き入った曲かもしれない。Lips目的で行ったけど、こういうことがあるからたまらんな。帰りにCD買ってしまった。サインまで貰う。
最後は大野 敬正さんと夕田 敏博さんの津軽三味線と和太鼓のセッション。うぉ、あれはもしかしてエレキ津軽三味線。やたらとポップなリズムの曲でした。プロフィールを見ると正統な三味線修行の後、伝統を重んじつつ壊す、という方向に行ってるらしいが、いかんせん私は古風な津軽三味線がすきだし、いきなりこんな壊した方向の曲聞かされても良さが半減だなあ。弦を堅い撥で弾くように弾く音色は好きだけど、なんかこう違う気がする。来週にはフランスのレーベルでCDが出てヨーロッパデビューだそうです。今年のグレミー賞にも日本人の箏奏者が選ばれたり、みやざきみえこさんもフランスで活躍してたり、邦楽の海外進出が著しいですね、なんてことよりも日本人が邦楽聞かな過ぎなんだよ。海外で評価されるとやっと聞く気になるあたりどうしようもないね。
さて、寒い中帰るか。まだ道路に雪残ってて自転車乗るの怖い。