異世界の聖機師物語 13話

ついに届いた最終巻なんですが、いつものように大団円路線でよかった。思い起こせば天地無用!の一期のころから買ってるからもう20年近いわけですが、一貫した作風でわかってるひとが観ると実に安心できてすっきりする展開でした。まあ、天地ほど倒すべき敵に対しての敵意というか決意がなくもないあたりがまだ子供な設定なんだろう。それでも自然と自分を危険にさらして他を護ろうとするあたり教育が行き届いている、というか柾木の血筋というところか。
ラストのあれはまちがいなく光鷹真剣。まああれなら多少のもの、というよりも三次元空間に存在する一切合財を抵抗無くぶったぎることができるはずなんで、ああなるのも当然か。穿った見方をすると、エナの凝縮体がそうなるのなら皇家の樹の力とエナは同質ってなもんですが、それならばエナの圧縮などが得意なのも当然か。あとやたらと木々が多いのも同じ理由だったり無かったり。
最後の字幕は間違いなく玲亜さんと鷲羽ちゃんなんだろうけど、まあ送り込むだけじゃなくてフォローもしているということかな。あの世界に柾木家の誰が行っても圧倒的だからな。たぶん魎呼とか阿重霞あたりは素手で聖機神倒せるし。天地に至っては問答無用でみじん切りだろう。
音声特典のラジオは面白かったけどできれば作品に触れて欲しかった。キャストコメンタリーってやっぱりキャラに対して一番近い存在となるキャストの心情が聞けることでキャラの性格がよりはっきりしたりするので、そこらへんが欲しかった。作品的な理解は原作者なり監督のコメントで知れるからそれもそれで好きだけど。
まあヘルシングOVAのコメンタリーはぶっとびすぎてただの観客の与太話だけどああいうのも好きだ。