イブの時間inテアトルダイヤ 舞台挨拶

仕事終わってから急いで移動。余裕もって行動するって素敵。しばらくぶりの池袋、しかも電車で移動なんてほんとにいつ以来だろう。自転車やらバイクでは結構来てるのにな。でもバイクとかの方がいろいろ便利なんだけど。そういえばロフトプラスワンのチケットを買いに行かなきゃならんのになあ。
会場入りが6時50分過ぎ。開演が7時5分なんでかなりぎりぎりな時間。ほぼ満員の状況で監督とキャストの登場。ほぼ満席で15分ほどトーク。とはいえ上演前の舞台挨拶なんで内容に関するものは少なめ。それでももともとがネットで公開された作品なんでストーリーとかは隠す必要も無いのかも。
内容に関係ない話ですが、席が下手側後方だったので、監督さんたちが退場されるドアのそばでしかも控え室がドアの前方の関係でドアから退出したあとにしばらく開いたドアから手を振ったり挨拶してるのがよく見えた。狙った訳じゃないんだろうけど退出後に手間取ってたせいで一部のお客にはお得な感じだったな。
あと、わかりやすいタイミングで舞台挨拶にしか関心の無い腐った客が退出して行った。作品に失礼な客は会場の後の方で首でもつってろ。
作品内容というか大筋はわかりやすい人型ロボットと人間の関係性の複雑さを描いたもの。ピグマリオン症候群の一種といえばそんなもんだろうけど、わざとらしくこっち側の人間を煽る表現やらなんやらがあって、オタな人とそうじゃない人だと見方が180度変わりそうな作品だった。ロボット三原則とか持ち出してSFの形をとっているけど、はっきり言ってそういう部分よりも子供っぽい感情のぶつかりがかなり鼻につく情緒的な作品だった。まあ高校生しか出てないんだから感情を自由に制御するような大人なキャラ作りできないのはわかるけど、はっきり言ってガキがかんしゃく起こして迷惑かけまくってるだけと言えなくもない。ただそれの対象がロボットだというところが違うだけ。要は成長してない種族が異種族に対してどういう態度をとるべきか模索する、という点ではアバターとにてなくもない。まあこういう異文化コミュニケーションものっていうのは大抵主人公側が幼稚なんであまり見てて感情移入し辛い。ま、結局は観てるこっちも幼稚ということだったり。
作品としてではなくて、演出という点ではやたらと間をとった表現が多く、もとがほとんど個人が作ったようなもののせいか時間的にかなり余裕のある作りをしていると思う。アフレコなのかプレスコなのかわからんけど、かなり声優の演技に頼った画が多く観られた。まあ、三次元的に作ったCGが多いせいかもしれんけどやたらとぐるぐるとまわってみたり引いてみたり、寄ってみたりと動きが少ない割に視点が移動してて慣れるまでは違和感が残った。まあアニメの表現技術が変わって来てるのに着いて行けてないかもなー。
そう言えば感想書いてない。2時間近い作品なので長く感じたのは事実だが、エピソードがキャラクター一人一人に用意されていて、長く感じても冗長には感じなかった。楽しいとかよりもどこかあったかくなる感じがするのはなんだかんだ言って家族ものなところだからかも。やっぱり人間関係の基本は家族だな。まあかなりこの後の展開は暗いものになりそうな気がしなくもないけど、続編作られるのかなあ。