劇場版天元突破グレンラガン螺巌編

前売り券を買っていたので、こないだの舞台挨拶回から約一月経ってもう一度見てきました。さすがに二度目だと観たい箇所がはっきりしているので驚きは前回ほどではないけど、こまかく観ることが出来た。特に天元突破シリーズのガンメンたちは動きは激しいし、時間は短いしでどういうものか把握しきれていなかったけど、今回はしっかりと観られてよかった。それにしても天元突破グレンラガンは縮尺がまったくわからんな。隔絶宇宙は認識が実体化する世界だから、実際の大きさなんて無意味なのはわかるんだが、つい物理屋としては、あの動きに必要な速度とかインフィニティビッグバンストームの現象論とかを考えてしまう訳で、まあ結論としては有り得ない、以上のことはなかったり。大体どんなに小さい銀河系でも万の単位の光年なんだからあいつら高速の数億倍のオーダーで移動してるとかでタキオン粒子で出来てんのかあいつら。さらにいえば、ビッグバンのエネルギーはすべての銀河の持つ質量よりも遥かにでかいエネルギーであって、たかだか銀河二つくらいあわせてもビッグバンのエネルギーになる訳がない。まあエネルギー密度というものなら匹敵することも出来るかもな。それでもいわゆるビッグバンの原初は0に近い空間に押し込まれている訳でそんなもんをどうやって物質世界で保持できるんだか。
なんて無粋なことを考える余裕ができるのも二回目だから。初回はさすがにハッタリを超えたハッタリに圧倒されたものです。やっぱりガイナックスすげえなあ。まあゲッタードラゴンの超弩級の巨大さがあったからこそあそこまで馬鹿げた大きさを想定できたんだと思う。もともとゲッターの影響受けまくりなのは監督が発言してるし。これがスパロボに出たら確実にバランスブレイカーだよな。つかアークグレンラガンですらLLサイズで超銀河グレンラガンになったらもう地球上で戦うのは不可能。月面なんてもってのほか。あー、スパロボにでねえかなあ。