クローバーフィールド

とりあえずネタばれあります。
前々から興味あったんでいずれ行くか、と思ってたらレイトショーでみられるのが今日までということで急遽行くことにする。ネットで予約するとよくいくチネチッタラゾーナじゃなくてダイスの東宝109だった。まちがってラゾーナ行くところだったわ。
東宝109はあんまり行ったこと無かったけど、一番座席はいいものっぽい。プレミア会場だけかもしれんけど椅子は全てリクライニング仕様だしそれぞれ座席横にちいさいながらも袖があってゆったりしている。結構いいかも。
開場入りしたら鷹の爪団の映画第二弾の宣伝やってて、何が受けるか分からんな、とか思ってたら上映開始。そういえばインディジョーンズの新作もあるらしい。ランボーやらなんやらでネタが無くなってんのかよ。
クローバーフィールドは、ハンディなホームカメラに映った映像という体裁で正直言って、これをテレビやらレンタルでみるのは苦痛だと思う。まあ、映画館でみてもはっきり言って吐き気が止まりませんでした。内容云々じゃなくていわゆる3D酔いしてしまった。映画の途中で気持ち悪くなって吐くかと思ったわ。リアルといえばリアルなんだけど、せめて手ぶれ機構つきのカメラでやってくれればなあ。
内容は、まあ簡単に言えばパニックムービーなんだけど、導入部のしばらくはなんというか甘ったるくて逃げ出したくなりましたわ。前情報なしだと一体なんの映画か分からんくらいほのぼのでしたが、これはこれで最後まで来ると意味、というか対比的に示されるもう一つの主題に繋がる部分があって上手いと思う。けど、まあ私みたいなひねくれ者にはこいつらみんな死ぬんだろうなあ、とかこのムカつくキャラはどんな死に方するんだろとか思ってました。駄目すぎる。
カメラ担当の男の空気読めなさ加減は凄すぎる。こいつリアルに居たら多分まともに会話できません、つらいです。まあこういうキャラじゃないと途中でカメラ放り出してるだろうな。あと弟くんの行動原理はある程度行かないと理解し難いせいか、正直とっとと死んじゃった方がいいんじゃないかなーとか思ったわ。なんつったって(以下ネタばれ)


結局のところ、この弟くんの恋人のベス以外全滅してます。助けにきたボブ、ハッド、マリーナ、あとだれかは結局全員食われたり感染したり爆破されたりして死んでます。まあ、ある意味ベスが生き残ってるのは救いと言えば救いか。しかしホームビデオで撮ってる間に上書きされているのは彼女とのデートシーンでそれが上書きされて行くのが耐えられなかったんだろうなあ、映画の本筋としてなぞの怪獣に襲われる人々とボブとベスのラブロマンスを絡ませてるんで、ボブは何を犠牲にしてもベスを助ける役目になるんだけど、それにしてはハッドが着いて行く理由が薄すぎて、こいつのうざさが最後まで慣れんかったわ。カメラマンとしての必然性があるのかないのか。ま、女性二人は華ということで。
全く持って怪獣については説明のかけらもなければ、その脅威だけが伝えられて結論も何もないのはもしかしたら続編あるのかな。