Lips 2ndCD「光色」発売記念コンサート

空模様がかなり雨よりになっている中、自転車で三軒茶屋へ向かう。バイクは停めれそうにないし、電車で行く気もしなかったんで自転車で向かうこととなり、1時過ぎに出発して、2時前に会場近くに到着。そこから交番で場所聞いたりして2時過ぎに会場に到着。仕事の関係で何度か通った世田谷線三軒茶屋駅の目の前だったけど入り口が狭くて見つからなかった。その割には会場となったSalonTESSRAは60人くらいが座れるそこそこ広いスタジオでした。天井が高く窓が多くて明るい場所で音楽を聴くにはいい場所、なんか前にいった高円寺のスタジオSKとイメージが重なるスタジオだった。
会場内の座席がおよそ60席くらいでほぼ満員ななか開演。今のところCDが二枚でそれぞれミニアルバムみたいなもんなのでレパートリーが多くないので、今日のプログラムをみるとほぼ全曲やる模様。前半が邦楽よりで後半がフリーな構成とのことで、音階が異なるとのことですが、正直よくわかってません。実際客層を見るに、音楽関係とかの人が多そうで単なる追っかけみたいな人間は私一人なんじゃないだろうか。ご年配もしくはおそらく箏か楽器をやっていると思われる女性しかいねえよ。いつものごとく場違い感ただよいまくり。

二枚目のCDだったら今日一曲目でやっていた瞬夏が一番好きだな。穏やかな部分と華やかな部分が交互に来る感じが夏のきらびやかさを感じさせる。
他にはジャズの名曲「Take five」がちょっと異色で面白い。そういえば今週のバーテンダーにもこの曲が出てたな。カクテル名にもあるらしい。曲の最中に弦を擦る技法や底を叩いて演奏する技法がでたり見た目にも面白い曲だったりする。
あと、サティのジムノペティの一番があって、私のこの曲のイメージは雨なんですが、今日の天気には似合いの曲だと思った。そういえばトークでフルートの古川さんは筋金入りの雨女らしいですが、今日は曇りでとどめているとのことでした。帰りに降り出したけどね。ジムノペティみやざきみえこさんのアルバムでもやってたな。
そんなこんなで4時過ぎに終了して、外に出たら雨がぱらついてました。うわー、この中を自転車で帰るのか、と思ったらかなり憂鬱に。しょうがないので急いで帰ったっけど多摩川わたったあたりから雨脚が強くなってもう開き直ったり。風邪引いたら明日に響くなあ。

電子音が全盛な現在生音のみってのは人気ないんかな。箏の弦の響きとフルートの響きというのが好対照でこの吹奏楽器と弦楽器の組み合わせというのは凄く心地いい。まあ弦の響きって簡単に言うとぽんと弾ける感じに対して、吹奏楽器の長い鳴りというのがお互いを補いあって二種しか無いのに音の広がりを感じる組み合わせだと思う。ま、電子楽器ならやろうと思えば完全に同じ音をいくらでも出し続けられるし、どれだけ短い音もつくれるけど、やっぱり機械音としか思えない部分がある。それはそれで嫌いじゃないけど、やっぱりこっちの方が好みだ。


光色-Hikari iro-

光色-Hikari iro-