koya-map Vol2「喝采」

今日のソワレで見て来ました。会場はシアターサンモール。初めての会場で、およそ300くらいは入るところにほぼ満員状態。指定席だったので並ばずに入れたのがよかった。
自分の中の演劇というものは、舞台上で完結していて公演前に完成しているものであって、そこに客がいるいないはモチベーション以外の理由では演劇に関係ないものというものがあって、吉本みたいな客いじりをするようなものはあまり好きではなかったりする。そういう意味では、この公演は当初予想と違っていて落胆というほどではないにしても面食らったのは事実。まあ、客の反応を見ながら内容を修正するというのは、多少の範囲ではあってもあるものだが、これはかなり客を楽しませるためにいろいろとアドリブが許されている内容だった。まさか舞台に客を上げるとは思わなかった。
別にそれで公演が壊れるわけではなく、そういうものだと納得してみれば、演技はきちんとしているので楽しめるものだった。各役者にあわせてのアテ書きだけあって、役者の特技を生かした内容になっているし、完成度は高いし、終盤にかけてはそういう演出上のブレも少ないし、一気にラストまで見せるものだった。内容はネタばれということで書かないが、非常に客を重視した楽しい公演であることは間違いない。今日の前列の客は幸運だなあ。特に女子。