台風

刻一刻と接近しているので、天気がめまぐるしく変わる様はなかなかに面白い。室内勤務なので、窓を通じて切り取られた様子から全体を認識するしかないのだが、これはこれで想像の余地があって風情を感じる。朝は降ったり止んだり程度だが、昼間にバケツをひっくり返したような豪雨が短時間降ったかと思うと、また降ったり止んだり、激しく降ったりしている。まさに今は嵐の前の静けさなのだが、これが終わるとおそらく本格的に降り始めるだろう。雲の動きもなにかに急き立てられるように早まっていて、空も生きているかのようだ。