宵闇眩燈草子6巻

いつの間にか出ていた6巻。正直な感想は読み難いの一言。もはや少年誌で描くべき存在ではないのかもしれない。この手の描き込み、世界構築を得手とする作家は往々にして読みやすさやわかりやすさから離れていって自分の世界を描き込む事に終始していく傾向があるけど、この人もその典型になって来た気がする。特に6巻では人非人しか出ないので読んでて不快というか不愉快な表現も多数あるし、京太郎が出ないから普通の世界とのつながりがまるでない。その割に反社会的な発言が多くて、絵空事の世界で無理矢理現状批判してる感じがする。まあアクションはかっこいいけど。
ヘルシングもほぼ全員人非人だけど、違いは何だろう。やっぱり敵役の魅力の差だろうな。敵も味方もそれ以外も無駄にかっこいいケレン味だけで突き進む力強さの差かな。馬はかっこわるいしただ死なないだけだもんなー。きさまそれでもノスフェラトゥか。