一考察

id:manpukutaroさんの萌え四コマを客観的に評価する指針

  1. キャラの増加が緩やかである
  2. 必勝パターンがある
  3. ボケとツッコミのキャラが確定している

同意するのですが、いわゆる萌え四コマにかぎらず一般的な4コマに共通するもっと広い範囲に適用される項目ではないか、とおもいます。
人気の出ている萌え四コマ漫画はすべからく四コマ漫画としてよくできている前提があります。その上で、いわゆる萌えと言われるキャッチーな絵柄と四コマ一本でなく数本組み合わさって一つの大きな流れで面白い漫画が萌え四コマとして受けているのだと考えます。よく絵が先行して評価されたり手軽さだけが取りざたされていますが、そこは萌え四コマの本当の魅力ではなく、四コマとしての短いリズム感と全体としての調和こそが本当の魅力なのです。そのためには上記の三項目は萌え4コマ十分条件でなく、いわば必要条件であり、それを満たした後に萌え絵とストーリー性が入ることで相乗的に面白くなっていくと考えます。
絵柄だけで失敗している例はいまのところ探すまでもなくいくらでも見つかるので楽。過渡期によくある淘汰圧の上昇によって自然と落ち着くんでしょうけど、それまでにこの流行そのものが消えてなくならんといいなあ。