まんが学園4年生

もえよん創刊号とほぼ同じ感想。多少は4コマとしての定型を保っているためもえよんよりは上。
まあ、ほぼ読みきり的に作られているので名前は名乗る、特技を見せる、趣味は話すで単品としての4コマ漫画になっていなくも無い。あくまで技術論としての話であれば、です。
しかし、なんでいまさら学園縛りの4コマ雑誌にするかね。もえよんであきらかに失敗してるのが見え見えな上に方向転換までやっているというのに、この雑誌はそんなに前から出来上がってたんでしょうか。本来4コマ漫画ってページ数少ない分多くの作品を掲載できるのだからバラエティさを強調しなくてどうする。しかも創刊準備号ということで、全部が初出なのだからほとんどの作品が

  • 登校一日目
  • 転校生

のネタになってさらにそのほとんどが

  • あだ名ネタ
  • 方向音痴ネタ&迷子ネタ

になるという馬鹿馬鹿しさ。どこから読んでもすぐ飽きる上にどの作品も印象に残らないといった自家融解を起こしてる始末。そこそこ面白いのはあってもすごく面白いのがないので二度も読む気がしない。
だいたい4コマ描きとしてのオリジナリティというか能力がないので、大抵の漫画があり得ないシチュエーションで勢いだけで笑いをとっている。いわば奇人変人大集合みたいな学校しか舞台にできない時点で4コマ作家としては落第点で、編集部としては除籍処分ものだと思う。それでも萌え四雑誌としては合格点と判断されているとなると、ぎゅっとの編集部みたいなとち狂った二匹目の泥鰌をあさる恥ずかしいコメントができるのでしょう。絵はほぼ全員が綺麗なんだけど綺麗なだけで印象に残らない。もうすこしメリハリをつけた誌面構成にしないとカストリ雑誌決定です。