4コマ漫画

まあ、三日くらい分けて書いた訳だが、書いた後でなんか形式を重視して内容を無視しているような気がしてきた。基本的に漫画は読む人が満足することが、一番大事な気がする。*1方法論で論議するようなことは作者と編集部がきちんと認識してればいいのであって読者側の自分は受け身になってればいいとおもう。
現実に両手に余るどころか山ほどの漫画雑誌が存在するなか、ひとつの漫画にとやかく言うのはあまり意味の無いことだろう。他の雑誌他の漫画を読めば済むことなのだから。それでもいろいろ言いたくなるのは4コマ漫画が雑誌としてジャンルとして、まだマイナーでありおまけのような扱いをされていることへのコンプレックスでしかないだろう。さらにはマイナーだけにあっさりと消滅する可能性への危惧もあるかもしれない。だからといってこんなことでどうにかできるなどとは思っていないし、どうにかなるとも思っていない。結局、海藍先生を筆頭にした何人かの漫画家の作品が読めればジャンルとして消滅してもかまわないくらいにしか思っていないのである。しかし雑誌という表現媒体が主である現状にあって雑誌の消滅が漫画の消滅と直結することの多いということだけがうだうだ言いたくなる理由だろう。
なんて、自己分析してみたりした。将来ネット出版が普及して複数漫画の集合体としての雑誌形態から単品漫画のオンデマンドな配給が一般的になれば、こんな事を言い出す必要もなくなるかもしれない。うーん、でも流行としての知名度は必要かも知れない。

*1:大同人物語