4コマ漫画

かの手塚治虫先生が4コマ漫画は漫画の基本と言われていたようです。私の解釈ではその言葉は以下の点をおさえている必要があるのではないかと思います。

  1. 一見さんにも理解できるものでなければならない。
  2. きちんと話にオチをつけなければならない。
  3. 絵で分からせなければならない。

1は4コマ一本一本が独立した作品性を持っているということである。たとえば読み切りものの漫画を描く場合に登場人物にその作品以外の情報は無い訳で、過去に金メダルをとったスポーツマンであっても紙面に表されるまで絶対に読者へ伝わる訳が無い。それは当然のことであり、一本の中に一つの作品に必要な情報をすべて内包する必要があるということ。もちろん4コマの伝えられる少ない情報量では全ての設定を詰め込むことなど出来る訳も無く、世情の共通知識や背景、表情などをつかって最大限の情報伝達をする努力と伝達する情報の取捨選択する努力と才能が必要である。ただ野球パロ4コマやゲーパロ、アニパロの場合、キャラの性格や行動に関する情報は紙面外からも供給されるのでその方向の努力が多少軽減されるといった事象も発生している。
疲れた。続き。