修羅の刻 北へ

北へ。♪いこう、らんららん。などといった楽しさのかけらも無い殺伐とした追跡劇。ロードノベルというにはあっさりしすぎですが、徒歩で北海道までいくあたり昔の人はすごい。しかも片手で引っ張りあげて投げ捨てるというから人間じゃない。なにをいまさら。
今回まともな格闘シーンはかけらも無く、そういえば新撰組局長の方(近藤勇)はまともに戦ったシーンすらないとはどういうことよ。香取君も草葉の陰で泣いてますよ。さらし首だけど。
このアニメは何気に演出が気合入っているというか、ハッタリ具合がいいとか思ってたんですが、今回の暗闇で土方の目が紅く光るシーンがよかった。鬼を意識してるんでしょうが、地獄だのなんだのを連発したあげくにあれでは、ただの殺人鬼です。子供がみたら泣くぞ。すくなくともあの時間帯にやる勇気は買うとして、もうちょっと深夜帯に手加減無しの流血とかやって欲しいとも思ったり、ヘルシングなみに。