大人の事情

現在確固たる市場として確立しつつあるアダルトゲームにおいて声という要素は切っても切れない関係にあります。新人声優、中堅、ベテランに関わらず良い演技をしていて、なおかつゲーム自体が良い出来であれば、人気が出るのは当然で、つい最近まで日陰っぽい立場であった18禁ゲームイベントが堂々と行われるようになりました。それは別にどうも思わないし、上手い人がどんな手段であれ人気が出てくるのはいい事だと思う。
しかし、そこでいくつかの問題がでてきているようです。一番は声優の表記名について。人気も実力もある方は複数のゲームに出演しますし、一般のTVアニメーションにも出演しているということで聞く人が聞けばすぐにだれかわかる。となるとイベントにも出てほしくなるのはファン心理として分かりますが、事務所的にNGな場合には声のみが精一杯となります。当然事務所の体勢に文句が出るようになる。しかし、顔を出してしまってはどう申し開きをしても、無理な訳で。
えーとなにいいたいんだっけ。そうだ。それを事務所のせいだ、というのは分かるんだけど、ちょっと待って。それって事務所の方針のせいなのは分かるが、なぜそうしたのかを考えてみよう。まあ、アーツはブランドイメージとかが主だろうけど、一番の理由はTV局に持って行けないからじゃないか?
すくなくともNHKには無理だろ。絶対。ましてや、声優を護るということを考えれば、どんなに見え見えでもやらざるを得ない茶番が存在するんだし、所詮アダルト系と一般系はとうやっても切り離さざるを得ない訳で今回のような一般系への路線変更と表記変更による顔出しになんの文句があるんだ?
その声優のファンならその人が最大限活躍できるように応援しろよ。自分の要望を押し付けるだけはファンじゃないぞ。もっと考えろ。まずはそれから。