避けられない ものすごい 一騎うち

 相変わらず、感想そのものを書くことのない状況ですが、見ている人がいないので何の問題もありません。まあ、日記ですから、備忘録みたいなもんです。
 争わないステージのために必死に努力する文字通り命がけなそらに対し、自分のステージに生きた人生そのものをかけて勝負を挑むレイラさん。盛り上がる両人を前に淡々と自分の役目に勤しむ仲間たち。全員が自分の目指すステージにむけて努力していることを過不足無く表すところがこの作品のすごいところ。強烈な個性をもつそらとレイラさんの二人だけでなく、ステージという集団作業をささえる裏方をもきちんと表現して観客として作品を見ていながら、制作に関わっているような感覚がよりカレイドステージへの感情移入を誘発している演出。演劇鑑賞なんかもやる私としては、観客が制作側に踏み込む状況自体には違和感というか嫌悪感すら抱くのですが、この作品はそれら全てを含んでこその作品であるので、制作場面ですら舞台のように感じます。まあ、信者発言なので、ベタ褒めですよ。
 前回の感想のとき書いた予想が大枠で当たっていて、ちょっと鼻高々。
細かい所にはいろいろ違う点もありましたが、そらのサクセスストーリーとして考えれば、レイラさんを越えるということは必要不可欠な要素であって、作品内でも出てきた自立と言う点において、そらの演技によってレイラさんをも観客にするということができて初めて、レイラさんと対等な立場にたてるというものです。そらはレイラさんの観客から始まっているのであれば、演技で負かしたとしても、それだけでは一生レイラさんの下にいることから逃れられない。繰り返される世代交代をごまかすこと無く表現されていて感動しました。
 感想そのもので言えば、メイが丸くなっただの、アンナがいくらがんばっててもそらのような異常努力の天才がすぐそばに居たんじゃどうやってもぬるく見えるとか、カロスとサラさんがいい感じとか、ロゼッタがあんな特訓してたらそらと同じくバランス悪くなるんじゃないか?とか、ケネスとカロスははなっからレイラさんが負けることを期待している、いやむしろ興味ないね、ぐらいの表現だとか、なんだかんだ言ってもミアが一番の成功者なんじゃないのかとか、フールの存在価値ないな、とか、ぽいとていうかコンビまだいたのかあくびしてんじゃねえしゃべるなうつるな、とか、天使の羽の表現が見事、とか、そらとレイラさんってブランコまったく掴まずにあれだけの演技してんのかすげえ、とかぐらいです。