魁 クロマティ高校

主人公たちがかけらも出てこない。
ストーリーは分かりやすく、定番な展開かつ、感動を呼ぶ王道。
役者の演技もすばらしく、短いながらもきちんとメリハリ起承転結もある。

問題はゴリラか。いや、ゴリラでなければこんな定番がやられる訳もなく、
ゴリラがすべてをぶち壊す因子でありながら、ゴリラこそがこのストーリーの
存在価値であるという、二律背反にさいなまれながらもまじめに取り組む出演者たち。すばらしい脚本だとおもいます。エビボクサーなどのシュール系ストーリーのひとつと言っていいと思います。
なんて、言うほど意味があったらいいなあと考える金曜深夜。