舞い降りた すごい 天使

やっぱりおもしろいなあ。以上。
基本的に予定調和が前提にある物語において、全ての偶然は必然であって、そこに説得力をもたせるか、うさんくささを持たせるかは脚本家の能力による部分が大です。
今回、練習の合間にたまたまとおりすがった天使の絵の前で偶然かつてのカレイドスターに出会い、たまたま盲導犬のラブの足を踏んでしまったために天使の心を見つめ直すことになる話しです。
上記のどの要素ひとつなくなっても、物語が進まない訳ですが、そんな偶然にケチをつけるのは不粋の極みというものでしょう。ええ、そうですとも。
面白くない番組ならそこらのあたりが鼻についてしょうがないわけですが、そんなものはそらの心の成長の事実には関係ないわけです。そらが自分の理想に対しての疑念を払拭し、持ち前のがむしゃらさが前に向かっていくのに必要な過程であったことは間違いありません。
このような話しをきちんと一話使ってやれるっていうのは長編の強みとともに、キャラの魅力をいや増す効果も高い。ほんとに丁寧に作ってあるなあ。特に狗。